昔ばなしの主人公はいったい何を考えているのか?

芥川龍之介が書いた「桃太郎」を読んでいて、ふと気になったことがあります。それは鬼ヶ島へ行く動機。芥川の書いた桃太郎はぐうたらで働くのが嫌、それで鬼ヶ島へ行って財宝を奪ってくるという展開なのですが、昔ばなしの「桃太郎」ってどういう動機で鬼ヶ島へ行くのでしょうか。自分の記憶では、とくに理由らしい、理由はなかったと思うのです。おじいさん、おばあさんが生活に困っていたという描写はないし、鬼が悪さをして人々を困らせていたという描写もなし。桃太郎はある日、突然、鬼ヶ島へ行くことを思い立つということになっていると思います。これっておかしいと思うのですけど、そんなことないですか? 桃太郎に限らず、昔ばなしは感情表現が薄いので、主人公が何を考えているのか、わかりかねることってありますよね。浦島太郎も、玉手箱を開けて、おじいさんになるのはわかるのですが、それで悲しいのか、悔しいのか、あるいは、ほっとしたのか、うれしいのか、よくわかりません。http://xn—-weu4d8f4a3cc0609dnzxg.xyz/